インテリア雑貨などを買って家に飾って見たもののどうもイメージと違うなんて事は多々ありました。

それはそうです、自分の置きたい物や飾りたい物に対して空間が合ってなかったのです。
いくら好きな物を置こうとその物を活かせる空間がなかったのです。

せっかくかっこいい物を飾ったのに背景が合わない、そういう思いをした方もおられると思います。

好きな物を飾ってインテリアとして見る時もそうですが、自宅でゆっくり過ごしたい時、店舗でお客様の目を引きたい時や仕事中のモチベーションを上げたい時などシチュエーションは様々ですが、そんな時にいつも足りていないのは空間の演出です。

新しい物に囲まれるのが好きな人、古い物に囲まれるのが好きな人、その両方を混ぜた物が好きな人と十人十色で、私なんかは両方混ぜた感じがけっこう好きです。

新しい物は比較的簡単に値段もお手頃に手に入るのですが、古い物はやはり流通量も少ない為なかなか手に入りません。

興味のない方には捨てるような物であっても私には宝に見える事もよくあります。

そんな中で古さを演出した空間を作り上げるのは少々難しいと思いました。

空間を作り出すのに大事な壁や床や天井、そういった箇所に昔は私自身目がいっていませんでした。

ですがそれからというものあちこちの店舗などを周り空間を重点的に見るようになりました。

デザインが空間を作り、空間が物や商品を活かし、人はその世界観に引き寄せられる。

だから私たちはそこに落ち着きを感じるのかなと思います。

最後に

古材にはその物が積み重ねた歴史があり、経年劣化によって出来た1つ1つの傷や汚れそれらも歴史であり味です。
何十年何百年と経た今それらは新たなデザインとして現在に受け入れられています。
私たちの作る物にはそういった歴史まで作る事は出来ませんが、そのデザイン性を今に蘇らせこれからの空間デザインに貢献出来るよう日々追求致します。
人それぞれ独自の感性によって
より良い世界観を作りましょう。